

おばあちゃんがあの話を
したがらないのはなんでだろう
笑いながら話すときのシワを
数えてる風鈴の表情は木造の
染み込んだ汗取り戻すような
境内の奥地で言われた
「お前はここに入るんだ」と
「ここに入るんだ」と
斜面に次ぐ斜面その山とベタ塗りの空
乾かす喉
脂汗すら透かす未来を
過去が笑ってるよやっぱりと
だからこそ永遠への憧れを
手札が孤独で戦えるの?
意味ないあれもこれも
意味がないもののためにあると
そう思うから口をついて出た言葉にも誇りを
赤い糸で結ばれた俺らは
見えない顔で電話をしてた
近づくなと言われたあの意味が
血で染められてたからと知った時には遅かった
Coming to My Boy
「号外、号外」と帽子を被った少年が朝を切り刻む
問わず人「まだか」「またか」と笑って
距離が近いもの分かってたみたいに消えて
そしたら次から次に終末俺だけに見えて
忘れないことが償い
思い出す度吐き気
思い出したくない、But
時間が解決するのも分かってる
保身を取るのか
五感を通さないのも確か
居なくなって君にこの思いさせるか
でも不幸は伝線するから
君に伝えないほうがいいよな
「ここに残って何か変わるのか?」
肩を揺さぶり目を開く自分がどうも好きになれなくてさ
やけに目を背けたがる身内の死
各々涙見せずも胸の中に注ぐ雨
その度育てる木の名づける諦めと我慢
両儀が両立する
生と死みたく
生きてる間に死は訪れる
死んだら無
死んだらその概念も終わる
開かれた芸術はそのままで
追う責任
取り残されたもので取り合う手
みんな分かっているのにちゃんと分ろうとしない
備えたいつかくる別れのために
その準備すら必要ないと思えた
八月十五同じ日違う年
空は水彩
「やっぱり俺は沈黙を選べない」
- 作詞者
Waku
- 作曲者
Dot Vintage
- プロデューサー
Waku
- ボーカル
Waku
- ラップ
Waku

Waku の“沈黙を選べない”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
一人っ子革命 (Intro)
Waku
- 2
最前線
Waku
- 3
山
Waku
- 4
まだへんなはなし
Waku
- 5
乳房
Waku
- 6
ミミズ
Waku
- 7
高速道路
Waku
- 8
ピーカン
Waku
- 9
隙間
Waku
- 10
自画像
Waku
- ⚫︎
沈黙を選べない
Waku
E - 12
hikari
Waku
想像力を夜に集める男自らが、沈黙を選ばなかった日々の断片集
アーティスト情報
Waku
物事を遠くから見つめるような歌詞と日常的、直接的な表現の組み合わせによって生み出される彼の哲学は現代社会に生きる多くの人を惹きつける。自身を「犠牲」や「媒体」とするその姿勢には他者に対して委託をする意思と自己が等身大であることを強調していることが垣間見える。クリエイティブ集団ToTを牽引するWakuは何を見つめ、何を為すのか。
Wakuの他のリリース
ToT