歌詞

早朝。缶コーヒー片手にふらふらと、

指に煙草挟んで燻らす煙ゆらゆらと、

周りには誰もいない。すべてが止まって見える。

そうしようと思う間も無く空を見上げてる。

絵画のような雲だと思えば次の瞬間、

絵画と一緒にする勿れと形を変える彼等。

では映画に喩えようと思えば、

エンディングまで見ていられるのかと、

ほんの二秒ほどの間に二度フラれる。

額縁に入れて、壁に飾っておけない風。

そんな歌が歌いたい。そんな風に生きたい。

無題。小難しいキャプションも無し。

そんな今が欲しい。すべてが動いて見える。

深夜。缶ビール片手にふらふらと、

指に煙草挟んで燻らす煙ゆらゆらと、

触りたいのだ人の温もりに。その前に風に。

未だ綺麗に整えられ終っていない大地に。

比喩表現に同音異義語に韻に縛られず、

絵画と一緒にする勿れと形を変え続ける、

そんな詞であり詩が書けぬものかと、

悩むうちに次々と更新される世の中。

天気予報さえろくに見ず雨に降られる。

額縁に入れて、壁に飾っておけない風。

そんな歌が歌いたい。そんな風に生きたい。

無題。小難しいキャプションも無し。

そうしてみてる今、すべてが動いて見える。