赤い雫のたるる刃
カタストロフィがきな臭い
血流が悪い師走の侯
呱々の声は宇宙で酸素を知る
赤信号でも皆で渡ったら怖くないよって燥いだね
不揃いの飯事セットで業の深い下拵えをしてしまった
矮小過ぎるgを背負おうとも後ろから前にすり抜ける
心に十重二十重に聳つ
Three thousand
幻の命が真秀場に止めた乳母車の中でひとりで咲っています
都合の良いフィクションを殴り書きして心を瞼で覆った
どうか桃源郷で微睡んでいて欲しい
お気に入りの紅霞も褪せて羊達の海に溺れる
モノクロに撮された細胞の
証明写真だけが遺る
もう遺る瀬ない
思案の案の字は百貫せずに「芽生えて」「児と成る」そう言い聞かせ追いやった
「いのちの大切さ」慙愧に喘いでも霊は元には戻れない
「はじまり」も「おわり」も知らないゆりかご
マニュアル通り空振りの「ようこそ」を決める
誰の為にも成れなかった生贄
虚像と化す生年月日
どうか僕の撒いた種に水を遣らないで
籠目籠目
籠の中の鳥は何時何時出やる
夜明けの晩に鶴と亀が滑った
後ろの正面
Who are you?
Who are you?
Who are you?
Who are you?
Who are you?
宙に浮かぶgを掴もうとも掌から甲にすり抜ける
脳を杖を曳き匍匐する
Three thousand
幻の命が真秀場に止めた乳母車の中でひとりで咲っています
罪深いノンフィクションを目の当たりにして心を瞼で覆った
僕を殺して
- Lyricist
Pika Kusuriya
- Composer
Pika Kusuriya
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maboroshi
MONONOKE RENGOU
Artist Profile
MONONOKE RENGOU
薬屋光°(丸山直流)によるソロプロジェクトです。「死にたい」にブレーキをかけ「生きたい」にアクセルを踏めるように。
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