水しぶきあげて
僕の前 泳いでく
鼓膜の中
弾けて涙流す
眼を光らせた願い
必死に伸ばした手
呼吸の中
刻んでおけるように
いつまでも覚えてるよ
僕の宝物だから
昨日ともう肩組んで
歩けばいいさ
ちゃんと胸に響いてるよ
君の宝物だから
明日はさあ
どこへ行こう
どこへ行こう
水しぶきあげて
どこまで泳いでく
波紋の中
飛び回って蘇る
僕の名を呼んだ声
泡になった景色も
虚空の中
刻んでおけるように
いつまでも覚えてるよ
あの時声に出したから
頬を伝った分だけ
走ればいいさ
ちゃんと胸に響いてるよ
あの時頑張ったから
不器用なこの足で
さあ
どこへ行こう
プテラを乗り回すみたいに
鼓動を大きく鳴らした
震えた呼吸を委ねて
それでいい
クジラのしっぽを掴んで
深い海を渡っていくよ
不安の外の世界
一歩先へ
憧れも後悔も
水しぶきに変えてくよ
魚が導いてくれるから
もう 怖くないさ
昨日も明日も背負って
銀の虹を紡いでくよ
踏み出したこの足で
さあ
どこへ行こう
いつまでも覚えてるよ
ちゃんと胸に響いてるよ
- 作詞
小竹 飛遥
- 作曲
小竹 飛遥
小竹 飛遥 の“Fish”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- ⚫︎
Fish
小竹 飛遥
小竹 飛遥 1st Single “Fish”.
その音楽は、遊び心ある水々しい世界の中にアツく刺激的な耳に残るサウンドを散りばめ、時に冷たくも重い音を鳴らす。フルオーケストラを構え、ピアノ協奏曲のようなソロや、多重録音のハーモニーから響く色彩豊かな音楽は、ポップミュージックでは類を見ないほどの華々しさだが、それを見事にポップスへと昇華させている。
物語は「記憶」をキーワードに、過去に拾い集めた輝きや暗やみを背負い何処へ行くか、ワクワクの反面、恐怖もあるその震えた足にどんな意志を込め歩み出すのか、を描いた作品である。
アーティスト情報
小竹 飛遥
小竹飛遥 シンガーソングライター、作編曲家、作詞家、ピアニスト。 1997年12月3日生まれ。ピアノ講師である母のお腹の中にいる頃から音楽に触れ、誕生後歩けるようになる頃には実家のピアノを弾いていた。 2016年、東邦音楽大学音楽創造専攻メディアデザインコースに入学し、音楽理論や音楽テクノロジー、オーケストラなどの作曲法などを学ぶ。 2020年、同大学作曲コースを卒業後、音楽活動を本格的に開始。自身のプロデュースに重ね、様々なアーティストの作編曲やライブのサポート、企業へBGMの提供など幅広く行う。 2022年、single album「蛍の約束」を含めた3曲をリリース。 作編曲から作詞、演奏、ミックスやマスタリングまで全て自身でこなし、現在は自身のファーストアルバムを制作しながら活動中。
小竹 飛遥の他のリリース