歌詞

幾夜重ねるほどに

ぼやけて見えなくなる

月を望む高台

心は赤く腫れて

夜空にぽっかり空いた穴

鈍色濁った雲でも消えない

叫んで、叫んで

嗄れた声で繰り返す

あなたの、あなたの

愛しい名前

あぁ失くして、失くして

何より大切だと気付く

届かない、届かない

もう今は

月の裏側みたい

冷たく触れられない

今夜もはぐれて戻れない

水面に浮かべた月だけ揺れてる

誰より、誰より

解っているつもりだった

なにより、なにより

愛してた

あぁ、遠くへ遠くへ

流されていく面影を

どうして、どうして

救えない

輝きを失って

霞んで死んでいく星

いつかいつか、会いに行くよ

いつかいつか、傍に行くよ

叫んで、叫んで

嗄れた声で繰り返す

あなたの、あなたの

愛しい名前

あぁ失くして、失くして

なにより大切だと気付く

届かない、届かない

光を、痛みを

忘れない、忘れない

忘れたくない