Lyric

つまらない映画を観て

笑い合ったり

言葉が揺らぐ命と 水面に震える声

目の前 映る 世界が 美しくて泣いたの

新世界は嘘だらけ 笑いあった日と変わらない

繰り返す 日々 私は 何もないような表情

思い浮かべた その顔 子供の頃で止まって

なんでもない日常ですら 嘘みたいにこびりついてる

なんでもない約束ひとつ どうかお互い 幸せに

夜の喧騒と雑踏の中 小さく交えて腕を組んだ

つまらない映画を観て

笑い合ったり

一緒の食事で交わす

言葉を聞く

ふらつく心臓 ふたりで 慰めあったり

飲みあう コーヒー 苦く溶かしあった

流れる涙 ふたつは 幾度目かの最期へ

あの日 観た映画みたい また一緒に泣けるかな

また思い出す その顔 大人になれないままで

再生されては停止をして 擦り切れたようにゆっくりだな

忘れてほしい嘘がひとつ

あなたに向けた棘と針

深く刺さって抜けないの

穴から溢れる悲観の倒景

くだらない映画を観て

悲しくなったり

一緒のベッドで交わす

言葉消え

ふらつく四肢をふたりで 支えあったり

飲み合う コーヒー 甘く溶かしあった

なんでもない約束ひとつ どうかお互い 幸せに

夜の喧騒と雑踏の中 小さく交えて腕を組んだ

忘れてほしい嘘ひとつ

あなたに向けた棘と針

深く刺さって抜けないの

穴から溢れる悲観の倒景

つまらない映画を観て

笑い合ったり

二人のベッドが交わす

言葉消え

くだらない映画を観て

悲しくなったり

最後のコーヒー

苦く溶かしあった

くだらない映画を観て

悲しくなったり