黒猫が歌う夜の物語のジャケット写真

歌詞

虚空黒猫汚染

神託ROID

無限の空に舞い降りた

黒猫の影がひとつ

虚空の中で目を覚ます

汚染されたその瞳が映す

静かに広がる闇の中

繰り返される音のない叫び

誰も知らぬ場所で眠る

その背中が揺れるたびに

虚空に飲み込まれて

黒猫は汚染されてゆく

消えゆく光の中で

その手を伸ばして

虚空黒猫汚染

不安の影を背負って

この世界が崩れてゆく

誰も救えない

その先に何が待っているのか

破れた世界の隅で

黒猫がひとり歩く

冷たい風が吹き抜ける

汚れた羽音が響いている

過去も未来も何もない

ただ無秩序の中で生きる

その足音が残す痕跡

誰も見つけられず消えてゆく

虚空に飲み込まれて

黒猫は汚染されてゆく

消えゆく光の中で

その手を伸ばして

虚空黒猫汚染

不安の影を背負って

この世界が崩れてゆく

誰も救えない

その先に何が待っているのか

  • 作詞者

    神託ROID

  • 作曲者

    神託ROID

  • プロデューサー

    神託ROID

  • ミキシングエンジニア

    神託ROID

  • ボーカル

    神託ROID

  • プログラミング

    神託ROID

黒猫が歌う夜の物語のジャケット写真

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月の欠片が夜を照らすころ、ひとり、またひとりと足を止める。
それは黒猫が歌う、誰も知らない夜の物語。

孤独な夜の隙間にひっそりと現れる黒猫。
その瞳に映る街、擦れた声で紡がれる歌は、懐かしくも幻想的な物語の扉を開く。

導入は、静かに闇へ誘う「黒猫が歌う夜の物語」。
路地裏に続く夢、「夢の続き、あの路地で」。
ささやくように始まる夜の息遣い、「午前零時のささやき」。

やがて、夢を紡ぐ少女との出会いが夜を彩り、
軽やかな足音が風とともに響く。
琥珀色の瞳に映るのは、誰の記憶か、どんな願いか。

夜のピーク、「月影と黒いしっぽ」では、
黒猫がまるで月と踊るかのように、街を自由に駆け巡る。

だが、夜は永遠ではない。
星空に沈む瞳、揺らぐ夢、溶けていく輪郭。
喪失、迷い、沈黙——黒猫の姿は次第に虚ろになり、
「煙る街と迷い猫」では、夜そのものが霞んでいく。

それでも、物語は終わらない。
「電脳茶屋と黒猫の影」では、
老いた黒猫が静かに物語を語り継ぐ。
それは誰かの記憶に残る、小さな夜のしるし。

ノスタルジックで幻想的な全12編。
これは、黒猫が歌う——夜のための物語。

アーティスト情報

  • 神託ROID

    黒猫の囁きのように、静かに、深く心に沁みる音を。 神託ROIDは、ノスタルジックで幻想的な旋律を紡ぎ出すアーティスト。 Lo-Fi、チルポップ、トランス、サイケデリックを自在に行き来しながら、 夢と記憶の狭間に浮かぶ音の物語を描き出す。 その響きは、懐かしさと非現実をたたえた幻影。 現代と過去、優しさと影の境界を漂い、聴く人の心に寄り添う。 音そのものが語り部となり、やがて“神託”となって届く。

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