歌詞

温もりと共に目を覚ます

焦げたトーストの匂いで起きて

顔を洗うといつものわたし

いつも通りが始まる

今日は少し肌寒いみたい

お気に入りの服に袖を通して

マフラーはもういいかな

玄関で一言、向こうから声

同じこと繰り返し、振り返るたび

同じことなんてなかったと気づく

終わりを繰り返し、無にかえるたび

隣り合って笑ったあなたを思う

きっと考えすぎたんだ

自分がどうなり、どうありたいか

漠然とした未来に怯えて、遠ざけて

大きな不安とそれ以上に抱えた忘れ物

今更だよね、ただ手を振る

同じこと繰り返し、振り返るたび

同じことなんてなかったと気づく

意味のない答えにもがくたび

くだらないと笑った彼方を思う

もうずっと満たされてる

充分すぎるほど

失いたくない人がいて

迎えてくれる人もいて

戸惑い嘆く暇があって

朝焼けにいつかを想うことすらできるんだ

これ以上何を望む？

名声も栄光もお前に何をくれる？

温もりと共に目を覚ます

焦げたトーストは固くなって

顔を洗うといつもの私

いつも通りをただひとり

伝えたいことは特にないよ

ただ私の知らないどこかで

この声が響いてくれたら

玄関で一言、私の祈り