Lyric

「明るく強く真っ直ぐな人に」

そう育つようにと名付けられた

一桁の私は愛された ふっと

気付けば呪いと化していた

擬似太陽に生かされ続け

真青熱のない部屋、独り

太陽信仰 天を仰げ

向日葵を真似て輝きに見せる

ああ 私はこの後も生きて生きていく

80有余年のどこが短い命だと言うの

もう 嫌になった、なんて甘えなんだと

マジョリティに殺された私には

何も言えやしないんだろう

暇でブラウン管を覗いた

広がる世界は醜くて

開いた口を塞げず理解した ああ

これこそ正しい人生なんだ

好き嫌いのみのままごとだけ

繰り返し大人になれはしない

愛憎混じり合い殺し合う

それがこの世界のロマンチック

ああ いつからこんな世界になったなんて

さも神のような面下げて

偉そうな口を叩いたってなお

もう 世界に変わる気なんて更々無いさ

変わる勇気の無い彼ら彼女らによる

多数派の暴力

ああ 60億個の歯車の一つ

それにもなれやしない

そんな私は必要じゃないことも

もう 気が違うほど言われ続けたの

支え合うことが人生なら

私は 生きる に向いてない

ああ 全てが馬鹿馬鹿しくなったんだ

30M先コンクリートの無機質な視線さえも

もう 仕方ないと諦める それが最適解だろう

いつか いつの日か 純粋に愚直に

こう笑顔でいられれば