Lyric

冷たい空気に澄んだ夜

「満月じゃないのが

俺たちらしいね」

あなたが言うならそれもいい

憧れの身長差がいまもどかしい

わたしはお酒が飲めないから

今夜はあなたに酔わせてね

あなたの小さな鼻が好き

流しきれてない前髪も好き

かっこよすぎないとこも好き

食事の後はお腹が出るし

靴を脱いだら足は臭いの

あなたのえくぼに見惚れていたら

呼吸することも忘れてしまって

慌てて吸い込んだ夜の空気は

初めての味がした

あなたの小さな鼻が好き

流しきれてない前髪も好き

かっこつけすぎるとこも好き

「今度ふたり時間ができたら

星を見に行こう」なんて言うのね

きっとずっと一緒にいるだなんて

そんな絵空事

あなたは笑うかもしれない

この夜だって月のことだって

いつか想い出になってしまうのかな

冷たい空気に澄んだ夜

「満月じゃないから星がきれいだ」

あなたが言うからそれがいい

照らされた横顔に手は届かないけど

あなたの小さな鼻が好き

流しきれてない前髪も好き

かっこよすぎるところも好き

朝が来るから早く帰ろう

冷めない夢を一緒に観よう

月の光をくぐり抜けて

ふたりだけの世界へ