

あの頃は確か嫌いだったな
いわゆる家族の食卓が
いちいち囲んだ下手くそな料理
皿に移しただけのお惣菜
それでも欠かさず作っていた
朝晩に加えて弁当まで
真面目だけが取り柄で
自己犠牲は当たり前
そんな母が鬱になりました
埃をかぶった掃除機
遺憾を覚える正直
それ以上に伝えたい言葉たちを
炬燵の上並べて
飾り映えのない朝食に
代わり映えのない愛を添えて
何気ないそんな始まりに
僕らのメトロノームは鳴るんだ
あの頃は確かに救われたな
毎日拒んだ傷だらけの制服を
心の金棒を振りかざしながら
泣きながら着せてくれました
いっそ楽になってほしい
もういいよ。十分もらったし
なんて言ってしまいそうになる心に
ねぇ?振りかざしてくれよ
頼り甲斐のないエプロンに
差し出がましい優しさも
さりげない愚痴さえ
言葉にしなくなってしまうその前に
飾り映えのない朝食に
代わり映えもしない愛を唄おう
この上ない人生(ひび)の始まりは
いつもあなたと共に
いつかエンドロールになるまで
- 作詞者
884
- 作曲者
884
- レコーディングエンジニア
Yusuke Fujihara
- ギター
884
- ボーカル
884

884 の“飾り映えのない朝食に 代わり映えのない愛を”を
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