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大阪梅田、日本で 1 番多くラップしているサイファーがある。
間違いなくその輪っかは、 2017 年時点のフリースタイルブームの 1 つのマスターピースだ。

マスターピースを構成する要因として、数人の MC がいる。
その中のキーマンである「KZ」と「doiken a.k.a. Kenny Does」が 5 年ぶりに「KZ and doiken」で、アルバムをリリースする。

5 年前に FREE EP でリリースした 2 人の「Plain」は 10,000 DL を記録した。
後ろ盾や無駄な話題性を、いっさいまとわなかったシンプルな EP だった。
ただ、今からすればそれがいい結果となり、口コミで広がり続け
良識を多く持つリスナーと 2 人のコミュニケーションを生んだ。

その後、リリースしたお互いのソロの FREE EP も快く受け入れられた。
KZ 「For Whom the Bell Tolls」が 6,400 DL 、 doiken a.k.a. Kenny Does の「New Basic」が 5,100 DLだった。

この 5 年間、大阪の中心地から車で 1 時間半、 田舎と住宅街が緩やかに交わる地域の
高台にある DFBR というスタジオで、2 人はずっと以前と変わらずに曲作りをし続けていた。
HIPHOPゲーム特有の「早さ」とは逆に、 2 人はこの 5 年の間、ゆっくりとペンを確実に前進めた。
トラックは dio j と ONGR と GeckoTribe が並び、feat. はテークエム、ふぁんく、たまこぅ、 tella が参加した。
US を追従するサウンドが多いなか、「 Trap にはまらず」シンプルで強度の高い音楽を奏でた。

「勝ったや負けたが多すぎて 分かったふりで様子見してる 残念降りたよとっくにゲーム Loop の中でWalk this way」

形をかえ行く夢、それを待たずに進む現実、否応なしにやってきた卒業、誰にでもある就職、好きな女の子との結婚、
割り切れない離別や死別、切っても切れない家族、まだフロアに残る仲間、ほんとに多くのことを歌いきった 1 枚ができた。
数年後も聞けるフルアルバム、流行りの流れの外側で、普通の人生に輝くドラマ、 17 曲オールクラシック。

「マイクの前 希望と悲しみ in my hands おい まだ聞いてくれてんなら 俺達とお前達は今からだぜ」

鰻谷地下一階、中崎の高架下、河合の高台、土曜の歩道橋より愛を込めて。

アーティスト情報

  • KZ

    KZ(けーじー) 大阪、梅田サイファーが出自のラッパーKZ。現在、ソロアルバムを5枚リリースし、全て完売。 UMB18、19、20にて3年連続、激戦区大阪代表の座を勝ち取る。 さらに、全国の代表が集まる本戦でも大きな爪痕を残す。 さらに19年1月にリリースした「マジでハイ」がYoutubeにて 1202 万回再生を記録し、 THE FIRST TAKEの出演動画がTiktTokでバズをおこし、現在 3233 万回再生中。 TBSで人気番組「キングオブコント」のオープニングテーマを23年、22年と2年連続担当。 23年3月に梅田サイファーとして、メジャー1stアルバムをソニーエンターテイメントからリリース。 24年8月にメジャー2ndアルバムをリリースし、全国ツアー10ヶ所を実施予定。 ソロとしても年間50本近いライブを行い、全国各地の大小様々な箱でマイクを握る。 ラッパーだけではなく、映像監督やトラックメイカーとしての側面を持ち、 作詞としては人気コンテンツである「ヒプノシスマイク」にも作詞提供を行っている。 KZ / SNS X:https://twitter.com/KZ_THR Instagram:https://www.instagram.com/kzph0t0 YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCRJL3BrWVc-ypwXSBprk-1g

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    KZの他のリリース
  • doiken

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DFBR