絶望を渇望する新時代のジャケット写真

歌詞

世界収束 (feat. YUU NISHIMURA)

USAGUILTY

バイトに向かう準備の最中

垂れ流しのテレビが

暗闇から語りかける

本日人類は滅ぶでしょう

明日世界は滅ぶでしょう

平穏と憂鬱の隙間

4畳半に暮らす僕は

その言葉を真夏の冷水と飲み干した

こうなるとふと思うのは

人生における後悔の念

夢や思い出と過去の人

良くも悪くも蘇る記憶

思えば後悔ばかりしてきたな

一言ごめんと言っておけば

あいつとの仲違いは

避けられたかもしれない

あの時素直な気持ちを伝えていれば

彼女が去ることはなかっただろう

きっと誰もがその後悔を

忘れた振りをするのだろう

月日がそれを風化させ

月日の追い風に任せ

僕らは無理に前を向こうする

どうせ明日終わる人生なら

もう一度過去をやり直そう

今まで伝えられなかった事

明日があると今日を諦めた

日常は不変だと思い込んでいた

だが何にでも終わりは来るから

今日が今日で終わりを告げるなら

最後に後悔をしないように

今日は向かい風が吹いている

さよならはいつも悲しいから

今すぐに君に伝えるよ

ごめんね ありがとう

今までありがとう

駆け抜けるシャッター商店街

片手にスマホを握りながら

SNS、掲示板では

憶測やデマゴギーが駆け抜ける

今日は液晶に目をやらずに

急ぎ、記憶の糸を辿る

いつも無口な僕だけど

今日は死ぬほど人と話をしたいんだ

美しい夕日を映し出す

河川敷と橙色の空

たわいもない日常の情景が

死に急ぐ僕らを嘲笑うように

眩しく、鮮やかに

目に焼き付いていく

気づけば辺りは暗闇に包まれ

最後の夜がやって来た

無事に仲直りした旧友と

時を忘れ語り合う

話の肴は缶ビールと

あの子の婚約の話

性悪だと思っていたこいつも

案外饒舌で気の利くいい奴だ

僕はなんだかいい気になって

あの日諦めた夢を思い出した

錆びたギター片手に歌い出す

馬鹿な男の弱気なバラード

今までやろうと思ったこと

明日があるとこれまで諦めた

日常は不変だと思い込んでいた

だが何にでも終わりは来るから

今日が今日で終わりを告げるなら

最後に後悔をしないように

今日は僕を月夜が照らしてる

さよならはいつも悲しいから

今すぐに君に伝えるよ

ごめんね ありがとう

今までありがとう

四畳半の寂れた部屋で

テレビが暗闇から語りかける

「後悔のない1日を」

不意に僕は涙を流した

人生最後の今日に

また僕は後悔をしてしまった

人生最大の後悔を

  • 作詞

    NATSUMI

  • 作曲

    NATSUMI, YUU NISHIMURA

絶望を渇望する新時代のジャケット写真

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USAGUILTYのFirst EP『絶望を渇望する新時代』。新時代を迎えた日本社会に蔓延する「絶望」に焦点を当て、今を生きる世代がその「絶望」とどう向き合い、未来を作り上げていくかを問う作品となっている。また外部アーティストを迎え楽曲を制作することで、多種多様な音楽ジャンルを組み込んだ意欲的な作品となっている。

アーティスト情報

USAGUILTY

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