ヒグラシのブルースのジャケット写真

歌詞

ヒグラシのブルース

Cat Pajama

色褪せたカーテンの向こう側で

終わらない 夏の音が聞こえる

咽び鳴くヒグラシの、そのブルースは

いつかのキミの歌と よく似ていた

ありえない青春のロマンスを

口ずさみ笑い合うメモリーズ

目を閉じて思い出したのは、きっと

何かを失うと気づいていたから

カナ、カナ?

夏が鳴く 宵掛かり

揺れる陽に 踊る髪

追いかけた僕と風

忘れられない思い出は

無邪気なキミと、その亡骸だけ

色褪せたカーテンの内側でも

止まらない秒針、廻り続く

明日に泣くヒグラシの、そのブルースを

いつか僕も「綺麗だ」と笑うのか

くだらない青春のジレンマに

触れては傾くイデオロギー

重すぎるまぶたが 開かないまま

ひと夏の叫びは 霞んでいく

叶わない、カナ?

泣き喚く 蝉と空

消えていく 恋花火

濡れた頬に、報いを

僕がキミにあげられるのは

誰も知らない、このやさしさだけ

少しだけ信じていた

いや信じてみたかった

「奇跡」を?「キレイゴト」を?

違う、このブルースを

夏が鳴く 宵掛かり

揺れる陽に 踊る髪

追いかけた僕と風

忘れられない思い出が

亡骸だけの エンディングでも

駆け出した 宵空に

まだ消えぬ 恋花火

濡れる頬の 理由を

もう一度、信じてみるから

拾ってくれよ、この亡骸だけ

  • 作詞

    hruk.

  • 作曲

    後藤友輔

ヒグラシのブルースのジャケット写真

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    ヒグラシのブルース

    Cat Pajama

ひぐらしの「カナカナ」という鳴き声から着想を得た、キャットパジャマの3rd Single『ヒグラシのブルース』。
真夏のジリジリ照りつける太陽の日差しと、二人のぎこちなくて荒削りな恋心を、アップテンポなロックサウンドで表現。

アーティスト情報

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