歌詞

あんなに好きだった

夏が嫌いになったことに

特に理由はないのだ

美味しいものを食べても

好きだった曲を聴いても

たまらなく空虚なのは

たぶん暑さのせいじゃない

やさしくも美しくもない

この世界とほんの一瞬だけ

目があってしまったんだ

嗚呼　枯れた心のなかで

アヴォイド・ノート

ぶつかり合ってる

耳を削ぎ落としたって

絵描きになれるわけじゃないの

ゆれる向日葵

「絶望とは◯◯◯で」

「希望とは✕✕✕さ」

知ったかぶり　戯言で　あたしを

惑わせんな

多すぎる選択肢

溺れそうになるけど

あたしの価値を決めるのは

あたしだけ

ああ　ただじっと

美しいものを　見ていたいだけ

ただ諦めて

生きていくのが大人なら

もうそんなものに

死んでもなりたくないと

そう思ったんだ

「人間なんて△△△で」

「人生なんて□□□さ」

「絶望とは◯◯◯で」

「希望とは✕✕✕さ」

全て見てきたような　口ぶり

笑わせんな

進めないまま泣いてた

あの日のあたしのこと

殴りつけ　蹴飛ばして

やっと　ここまできたよ

ああ　誰もいない屋上から

見上げる青　このまま

ああ　ただずっと

美しいものを　見ていたいだけ

あんなに好きだった

夏を取り戻すために

あたしは今

ナイフを手に取る