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国内を代表する新世代シンフォニック・デス・メタル・バンド、Serenity In Murderが前作 “THE HIGHEST OF DYSTOPIA”から短い期間でフルアルバムをリリースしてくることからもわかるように、創作意欲に溢れバンドに勢いがあるのは明白だ。しかも前作はこのジャンルでは異例のオリコンインディーズチャート週間13位にランクインするなど、作品毎に着実と実績を上げ、ラウドパーク出演への期待の声が多くあがり続けることから、今作のリリースでもって、国産メタルシーンで最も有望視されてきた若きメタルアクトから、トップアクトに躍り出る日が来るのも時間の問題だろう。
オリエンタルなルックスからは想像もつかないほど屈強なグロウルを放つ、世界を圧倒させた紅一点の女性ボーカリストEmi、前作から加入したイギリス出身のベーシストOllyに、今作からTYRANT OF MARYでの活動や、MUCCやNOCTURNAL BLOODLUSTなどのメンバーからなるセッションバンドなどに抜擢され注目を集めるなど、メタル界きってのNo.1若手イケメンドラマーAllenが今作の制作から加わり、現在最新のアーティスト写真からもわかるように、バンドのヴィジュアル面でも華やかに変貌を遂げた。
今作の楽曲はデビュー・アルバムから世界中のメタル・リスナーの支持を得てきた、圧倒的芸術美、涙腺崩壊必至のツインリード、シンフォニックなシンセサイザー・アレンジを軸とした方向性を踏襲しながら、より現代に呼応した、若手ならではの柔軟なセンスを感じるサウンドに昇華したところが今作のポイントの1つである。それはメタルコア、Djentといった2010年代のメインストリームのサウンドをそのまま取り入れるのではなく、あくまでSerenity In Murderの美学を保ったままの進化に成功したのである。
ジャケットアートワークは世界的に有名なカードゲーム、マジック:ザ・ギャザリング等のデザインで知られるPeter Mohrbacher氏が手掛けた作品となっており、ワールドクラスのバンド・サウンドに相応しい、作品の世界観を象徴するような会心の出来栄えだ。
アルバムのプロデュースは、これまでにNOCTURNAL BLOODLUST、CRYSTAL LAKE、THOUSAND EYESなどを手掛けてきた、国内メタル・ラウド・シーンの第一線で活躍しているSTUDIO PRISONERのHiro氏が担当しており、そのサウンドはクリアな音質でありながら、メタリックを極めた音圧感のある世界最先端の最強のメタル・サウンドに仕上がっている。耳の肥えたメタル・リスナーはもちろん、特に日本のバンドにありがちなプロダクションの弱さに対するイメージを持っているリスナーの方には是非一聴してもらいたい。これが現在の日本のメタルの実力を世界に証明する作品だ。全てが高次元で融合されたバンド史上“最高傑作”の完成だ。時代の最先端をいくエクストリーム・メタル・サウンドに乗り遅れるな!!
圧倒的な荘厳さとスケールで紡がれる国内最高峰のシンフォニック・デス・メタル・バンド、Serenity In Murderの4thフルアルバム。 国産メタル・シーンで驚異の若手大型バンドとして世界中から絶賛を受けたデビュー・アルバムから間も無く10年、フロントマン交代という苦難を乗り越え、ついに4年ぶりとなる待望のフルアルバムを発表した。 全体を覆うシンフォニックさ、メロディ、どれもが高次元で混ざり、芸術性のある音楽的な完成度は今作でも健在だ。全体的に更にアグレッションを高めパンチが効いた過去最高クラスの重量級サウンドに仕上がっている。 2020年4月に突然新ボーカリストをマツコ会議にて電撃発表し話題となった後任のボーカルのAyumuは、プレッシャーをもろともしない痛快な出来栄えで、これまでのSerenity In Murderの世界観に馴染む豪快なグロウルを披露している。 FreddyとRyujiの切れ味鋭く切り込むギターリフの壁がこれでもかと押し出され、息のあった流麗なツイン・リードが見事にコントロールされている。どの楽曲も過去作を凌駕する最もギター・オリエンテッドなアルバムになってると言って良いだろう。 DrumのAllenの緻密で高速な激烈ビートは、Serenity In Murderのデス・メタル然としたブルータリティーを味わえる重要な屋台骨として大きく貢献している。BassのYu-riと共に繰り出す肉体的な躍動するビートは、聴き手の拳を上げざるを得ないほど強大で破壊的なグルーヴを楽曲に封じ込めている。前作からの経験を経て大きく成長し頭角を現したプレイは必聴だ。 ライブ・バンドとしてステージで磨き上げてきたものを楽曲に丁寧に落とし込んだ形跡がわかるほど、楽曲はより屈強にストレートに、シネマティックで重厚な世界観を薄めることなく洗練させながらも、よりアグレッションを増し、ライブを意識した方向へシフトしたことを強く印象付ける作風となっている。 日本人にしか出せないメロディ感覚とバンド史上最高のアグレッションが究極のレベルに到達し、未だかつて世界で到達し得なかったメロデスの最先端がこの作品と言っても過言ではないだろう。再び圧倒的な感動を与えてくれる楽曲を携え、見事に復活を遂げた最高傑作となっている。 ジャケットアートワークは前作と同様、世界的に有名なカードゲーム“マジック:ザ・ギャザリング等のデザインで知られるPeter Mohrbacher氏が手掛けた作品となっており、今作で感じられる勇猛さや風格といったものをアートワークからも感じさせる。 アルバムのプロデュースは、これまでにNOCTURNAL BLOODLUST、Unlucky Morpheus、CRYSTAL LAKEなどを手掛けてきた、国内メタル/ラウド・シーンの第一線で活躍しているSTUDIO PRISONERのHiro氏が前作に続き、担当しており、そのサウンドは海外のメタル・リスナーも唸らせるワールド・クラスのメタル・サウンドに仕上がっている。 往年のファンから、全メロデス・ファンのマスト・アイテム!美しくもアグレッシブな美音に酔いしれろ!これが世界が認めるメロデスの最前線だ!
OYSTER BROTHERS RECORDS