歌詞

波がさらう　言葉のあと

波風が運ぶ　君の影

砂に残る　二人の足跡

静けさが　一番大きく響く夜

照りつける太陽も　今はもう沈んで

色あせたボード　波待つ影だけ

あの夏の海へ　まだ胸でざわめいて

声にならない声が　潮風に混ざってく

あの日　君は何を見てたの？

俺は空を見上げるだけで精一杯

何も言えなかった沈黙の距離

波が全部　呑み込んでいった

君がいない夏の海は

こんなにも静かだったんだ

波が胸を打つたびに

まだ君を探してしまう

言葉じゃなく 目で交わした

あの日の景色が消えないまま

街は変わっても 海は変わらず

あの日の風だけが嘘みたいに残る

何も飾れなかった俺らの時間

シンプルだった分、痛みも深い

砂浜の端　波に濡れたスニーカー

ふと見上げた空　まるで映画のワンシーン

名前も呼ばず、ただ見つめてた

沈黙こそ、愛だったんだ

君がいない夏の海は

こんなにも静かだったんだ

波が胸を打つたびに

まだ君を探してしまう

言葉じゃなく 目で交わした

あの日の景色が消えないまま

サイレンスが語るストーリー

あの波音がまだリフレイン

誰にも聞こえない愛の歌

今もここで鳴ってる