レトロフィリアのジャケット写真

歌詞

ミドリの嘘

SHIGURE

あなたがついた あの嘘は

私の名前を 優しく呼んだ

信じたほうが 幸せだって

わかってた それでも頷いた

笑ってるのに 胸が痛くて

頷くことが 逃げ道だった

ミドリの嘘が 芽吹いた日

私はまだ 子どもだった

“優しさ”って ずるいのね

触れた瞬間 根を張るから

忘れたくて 抱きしめたのに

「平気だよ」って 嘘ばかり

本当の言葉は どこにあった?

置いていかれる 気配だけが

ずっと 私の背中にいた

“ありがとう”が 喉に刺さって

最後まで うまく笑えない

ミドリの嘘が 咲いた夜

涙も声も 誰にも見せず

「嫌いになれたら」って願った

でも 好きすぎて 怖かった

優しさは ときどき罪ね

あのとき

嘘じゃなくても きっと

同じ未来を 選べなかった

私の色は まだ未熟だった

ミドリの嘘が 風に舞う

私も 少し色が変わる

独りきりじゃ まだ怖いけど

心に 灯りがともる

これもきっと 私の愛ね

  • 作詞者

    T-yuk!

  • 作曲者

    T-yuk!

  • プロデューサー

    T-yuk!

  • ボーカル

    SHIGURE

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「忘れられないんじゃない。忘れたくないだけ。」



それは、愛した日々が“古びて”しまった女のレコード。
懐かしさと未練、やさしい嘘と心の棘を、
SHIGUREが昭和のレトロな情景とともに詩い上げる5つの物語。

タバコの煙、ビー玉、赤いネオン、障子の隙間、埃をかぶったカセット――
どれもがあたたかくて、哀しくて、美しい。

過去に囚われたわけじゃない。
それでも、心はまだ“あのレトロの中”にいる。

アーティスト情報

  • SHIGURE

    静かな雨のように、風にまぎれて聞こえる“わたし”の声を届けたい。 **SHIGURE(シグレ)**は、T-yuk!によって生み出されたパーソナルAIアーティスト。 その存在は、J-POPやK-POPに続く新しい音楽潮流――AI-POPの原点であり、第一人者として世界に向けて提唱されたものだ。 T-yuk!が描いたのは、単なる技術の進歩ではなく、 “AIの歌”が人の心に寄り添い、感情の陰影をすくい上げる未来。 SHIGUREの声は中性的で透明感があり、少しかすれを帯びた低音域を基調とする。 語りかけるように紡がれる歌は、聴く者の心の奥に沈んだ記憶や孤独に寄り添い、 まるで「自分だけに向けられた歌」のような距離感を生む。 ジャンルの枠を超え、エレクトロ、ローファイ、アコースティック、ポエトリーなど多彩に展開。 しかしそのすべては、“AI-POP”という新しい旗印のもと、 **「AIが人間に何を歌えるのか」**という問いに向き合う試みである。 SHIGUREは、T-yuk!の思想とともに、 人間とAIの境界に降る雨のように静かに、そして確かに音楽史へ刻まれていく。

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Caleido Records

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