歌詞

暖かい風　それだけでさえ

芽を思い出した

春は知らず知らず消える

音を立てず無慈悲

時間切れ酔いは醒め

後ろめたくなり

空で笑う星を睨む

明日は来なくていい

歩くたびに傷ついていく

筆の先は削れていく

バラバラに塵となり

海まで飛んでいき誰にも拾われずに

天を待って

欲望も本能も失って

眩しさのない場所へ行きたい

枯れた花咲く土が理想の温もりと栄養を与えて

罪を捨てて

空回りの遺伝子を組み換え

優しくて美しい色にした

冷たい雨　夜明け前

手はかじかんでいた

泥を食らう溺れた靴

明日は来なくていい

サイコロだけ頼りにしている

肺の穴は広がっていく

からからに乾いてく瞳に

一滴の希望が入るのを

じっと待った

絶望も煩悩も燃やして

寂しさのない場所へ行きたい

枯れた花咲く土が理想の温もりと栄養を与えて

罪を捨てて

汚れてく感情を洗って

幸福を感じられるようにした

枯れていくこの花はどこかで咲く

その思いはほかの花が受け継いでいくだろう