Lyric

もう我慢できなくて

家を飛び出した

君はいつも

勝手なことばかり言ってさ

もう何年ぶりにここを歩いたっけな

あの頃毎日通ってた

いろんなことがあったな

赤い点滅の信号機

錆びた二台の自動販売機

夕焼けに染まる水面に

あの日が重なるよ

声を掛けなかったのは

恥ずかしいからだと照れてた君と

二人　帰り道

少しずつ変わってきたね街も人も

ふたりの距離感も

過ぎ去った日々が

少し愛おしい

もう戻れない進む刻の流れは

一方通行で

三階建てのあのマンションは

今では　空き地になってた

結局私は　いつまでもわがままで

子供みたいに　誰かの優しさに

甘えて　頼ってばかりいただけで

もうそろそろ暗くなってくるころだ

これじゃいつもの私と変わらないよ

つまらない意地ばかり張って

君を困らせてばかりいるんだね

一人　帰り道

過ぎていく時間の中で

流れていきそうな

君の気持ちが怖くて

時々不安になったりするけど

今日あったこの出来事も

笑い話に変えられるように

家の手前　30メートル

君と視線がすれ違う

今の私なら言える

振り返る君に笑顔で

ごめんね