歌詞

やたらと広いワンルーム　何もない部屋には

親父の形見の　古い炊飯器とヤカンだけ

有り金はたいて買った　中古の小さなラジカセ

音に合わせて歌うだけで　強くなれた気がした

いつも腹ぺこで早く明日になっちまえと

カーテンすらない窓から小さな夜空睨んでた

夢と希望だけが支えだと強がってみても

夢だけじゃ腹一杯になれないと気が付いていた

歩いて　走って　転んで　立ち上がって

泣いて　笑って　怒って　悔しがって

今日と同じ明日はないと信じながら

苦笑いで迎える　変わらない朝

小さなラジカセが叫ぶ　夢を諦めるな！

明日が変わるか　最後はお前次第

背中を押され立ち上がる俺はすぐに座り込む

誰かの言葉　誰かの想い　俺じゃない誰かの歌

眩しすぎる街の灯りが苦くうつる

そこにある温もりや営みを妬んでばかり

俺は足りない　俺は行けない　このままじゃここから動けない

俺の言葉　俺の想い　俺が創らなきゃ見つからないモノがある

歩いて　走って　転んで　立ち上がって

泣いて　笑って　怒って　悔しがって

今日と同じ明日はないと信じながら

変わらない朝も　　俺が拓いた明日

未だ見えない明日も悪くないと思える今

変わらない朝も　俺が拓いた明日

変わらない明日も　俺が拓く明日