Halfwaygirl Labyrinth (2025 Remastered)のジャケット写真

同調などしないで正しく測り合って

幻覚など見ないでそれでも良いと言って

象徴さえ失くしてただの形になって

粘膜だけ溶かして熱を取り替え合って

気が遠くなるほどの時間は

声を出すことの意味すら失って

波の音だけが静かに遊んで

余りにも詰まらなくて怖くなるくらい

孤独なようで騒めきに溢れるから

同調などしないで正しく測り合って

幻覚など見ないでそれでも良いと言って

象徴さえ失くしてただの形になって

粘膜だけ溶かして熱を取り替え合って

気が遠くなるほどの時間は

境界を薄く曖昧に溶かして

不可思議にいつもあなたを探して

余りにも果てしなくて驚いたくらい

遠くのようで近くに横たわるから

衝動に従って漂う波に酔って

善悪など投げ捨てそれでも良いと言って

象徴さえ失くしてただの形になって

伝達すらしないで等しくそこに在って

同調などしないで正しく測り合って

幻覚など見ないでそれでも良いと言って

象徴さえ失くしてただの形になって

粘膜だけ溶かして熱を取り替え合って

Lala Tala

  • 作詞者

    ひらぐり ひらり

  • 作曲者

    ひらぐり ひらり

  • プロデューサー

    ひらぐり ひらり

  • ボーカル

    ひらぐり ひらり

  • ソングライター

    雨宮さらさ

Halfwaygirl Labyrinth (2025 Remastered)のジャケット写真

ひらぐり ひらり の“象徴”を

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まだDTMでの作編曲を始めて間もないひらぐりが、とにかく自分の曲を作って人前に立つと決意し2021年12月に自主制作した「HALFWAYGIRL LABYRINTH」のリマスター版。

”Halfwaygirl”は造語であるが、”halfway=中途半端な”というネガティブにも見えるこの言葉の真意は「少女にも淑女にもなり切れない女性」である。己の所属も所在も何処に置けば良いのか見えない妙齢の期間特有のきらめきと浮足立つ感覚、少女と淑女の境界をさまよう様を表したこのアルバムタイトルをあえて邦題にするなら、「少女淑女迷宮」である。

技術・理論的には拙さもあるが、それゆえの自由さが炸裂したポップな楽曲が並ぶ。また、元々歌詞とメロディが存在していたものの当時のひらぐりの力量では扱えなかった楽曲は雨宮さらさ氏、カルメル氏の手によってキャッチーに彩られた。

1.ステラ
ひらぐりが17歳の頃書いた詞とメロディをそのまま使った曲。編曲は雨宮さらさ氏が担当。いとけない御伽噺と、初めての喪失について。

2.Jerry Jewelry
カルメル氏編曲のきらめくサウンドが魅惑的な曲。窓から差し込む柔らかな陽の些細な輝きが宝石だと気付く瞬間を切り取る。

3.悪魔
まさに悪魔的なベースのリフを肝とした楽曲。サビのオクターブのヴォーカルは両方ひらぐりのもの。"貴方"という悪魔に、感情が分断される。

4.贅沢
遠い記憶への憧憬を轟音ギターで掻き消す。愛される幸福を受け取って良いのかまだ分からない浮遊感に歩くのを時々止めながら、止める度にくるぶしから溢れる、贅沢。

5.象徴
M1同様、雨宮氏の編曲。肉体的な象徴すら投げ捨てる、純愛について。至上のロマンスは肉体に依らないがしかし、肉体の壁は超えられない。

6.恋はマシュマロ窃盗事件
ひらぐりが初めてYouTubeで公開した楽曲。パソコンの中に閉じ込められた歌うたいの少女の恋の話。彼女が自ら発音できる単語は、数少ない。

7.Essential
タイトル通り、必要不可欠な物物について。曲は3/4拍子で始まりサビで4/4拍子に変化するが、ドラムの基本フレーズには変化がない不思議な曲。

8,9曲目に収録された楽曲は、雨宮さらさ氏主導のヴォーカルグループで発表した楽曲のソロヴァージョンをBonusTrackとして収録している。歌い手としてのひらぐりの思想が垣間見えるだろう。

8.恋愛革命(hirari solo ver.)
雨宮さらさ氏作詞作曲。明日に向かう為の勇気を纏う1曲。"君"も"わたし"も愛する革命を起こす。

9.selection(hirari solo ver.)
ひらぐり作詞作曲。グループメンバー全員の音域の幅を限界まで活かし切った2オクターブのメロディに注目。

アーティスト情報

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