Lyric

満員電車を降りて改札に向かう

改札の向こうには君が立っていた

雨が降ってきたからと

傘を持ってきてくれていた

ごくごく当たり前のことだと

思っていた

いつかは終わるなんてこと

考えたこともなかったよ

まるで初めからこうなることが

決まってたようだ

この街のどこかに

君はまだ住んでいるらしい

ならばと僕はこの町で一番大きな

スクランブル交差点の角で歌う

3度目の冬が訪れた

その頃君が現れた

ずっとこの場所で歌っていたのを

知っていたのだという

なんで今頃になって

来てくれたのか聞いてみたところ

この街を離れることを

伝えに来たのだと

それなら僕もこの街に

いる意味もなくなったので

知ってる顔はいない街にでも

住むことにしよう

すっかすかの電車を降りて

改札に向かう

雨が降っている

今日も傘　忘れちまったよ