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架空の寓話をテーマに創作されたfilmsの記念すべき処女作。ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと言ったクラシック楽器の、教会音楽を想わせる厳かなアンサンブルに、少しの電子音、そして靄の向こうから聴こえてくるような儚げな女性ヴォイスが折り重なる、アルバム全体がまるで１つの重厚な物語のような作品です。気品と狂気と美しさと醜さを全て内包したダーク・ファンタジー。filmsが描く不思議の国。夜に聴く事をお勧めします。