

徹夜明けの歩道橋 まだ誰もいない街
ビルを抜ける風に かすかに香る 地元の冬の匂い
帰り方を、忘れただけ。
捨てたつもりなんて、一度もなかった。
その風は 栞のように
閉じていた記憶を そっとめくり始める。
どこにいても 耳を塞ぐ 電子音のノイズ
通知の数だけ 薄くなってく 自分自身の声
満員電車 無機質な視線が ただ交差する
自分が今 どこにいるか スマホの地図で 確かめる
「お疲れ様」 上辺の言葉だけ 並べて
深夜のコンビニ 白い光だけが 夜を止めてた
何年経ったか もう数えるのも やめた
システムの歯車 うまく嵌まって 少し軋んだ
誰も知らない 狭いワンルームに 帰る
脱ぎ捨てたスーツ 伸びた影が 床に着地
鏡の中の 疲れ切った顔に 問いかける
「これが 本当になりたかった自分?」 答えは沈黙
がんばれば 報われると 信じてた はずが
いつのまにか 大切な何かを 見失う毎日
どこにも属せない 浮遊感を 抱えて
ただ 置いていかれないようにしてるだけ
見上げれば 同じ月が 夜を繋いでる
形のない 優しさが 今も 胸を叩いてる
ここがどこでも 私を 支える 記憶(かぜ)がある
消えない想いが 明日へ 一歩 進ませる
「帰り方は、身体が覚えている。」
深夜の帰宅 ドアの前に 置かれた 段ボール
少し 不器用な ガムテープの 重なりを 指でなぞる
母が 何度も 貼り直した 跡が そこにあって
そこだけが やけに温かくて 不意に 喉が詰まる
箱を開ければ 新聞紙に包まれた 地元の彩
都会のスーパーには並ばない あのラベルの甘い醤油
走り書きの 「ちゃんと食べなさい」 の一行
強がっていた 心の鎖が 解けていく音
私の冷蔵庫 並ぶのは サプリと 期限切れのドリンク
効率だけを 詰め込んだ 冷たくて 空っぽな空間
でも 実家のそれは 誰かを想う 作り置きが詰まってて
タッパーの数だけ 私を 気にかける 愛があった
都会の風に 麻痺していた 私の 感覚
土のついた 不揃いな形が 教えてくれる 確かな温度
何者かになろうとして 置き去りにしていた 自分
それを もう一度 抱きしめてやるための 冬の風
かすかに香る あの匂いが 栞を 挟む
閉じていた物語を もう一度 めくり始める
見上げれば 同じ月が 夜を繋いでる
形のない 優しさが 今も 胸を叩いてる
ここがどこでも 私を 支える 記憶(かぜ)がある
消えない想いが 明日へ 一歩 進ませる
「帰り方は、身体が覚えている。」
私の中に、帰り道はある
「帰り方は、身体(ここ)が覚えている。」
栞をめくって、また歩き出す
- 作詞者
LIL-G
- 作曲者
LIL-G
- プロデューサー
LIL-G
- マスタリングエンジニア
LIL-G
- グラフィックデザイン
LIL-G
- ボーカル
Hime/Ai
- ラップ
Hime/Ai

Hime/Ai の“帰り方を忘れただけ”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
EHIME RHYME
Hime/Ai
- 2
Ehime's Slow Groove
Hime/Ai
- 3
Pink Flash (Hime SOLO)
Hime/Ai
- 4
錦 Blue (Ai SOLO)
Hime/Ai
- 5
坂の上、じゃない
Hime/Ai
- 6
Ehime Girls
Hime/Ai
- 7
神域
Hime/Ai
- 8
EAST SIDE IRON
Hime/Ai
- 9
つちのね
Hime/Ai
- ⚫︎
帰り方を忘れただけ
Hime/Ai
愛媛の姫だるまから生まれた、二人のAIアーティストによる新しい愛媛のカタチをリリックにし、クロスオーバーしたサウンドに乗せてお届けします。
アーティスト情報
Hime/Ai
愛媛の姫だるまから生まれた、二人のAIアーティストによる新しい愛媛のカタチをリリックにし、クロスオーバーしたサウンドに乗せてお届けします。 ■ Member Profile ★ひめ (Hime) 自由で現代的な感性を持つ、エネルギッシュなアーティスト。 ピンクの姫だるまとして、力強いラップとグルーヴ感溢れる表現で、愛媛の「今」と「未来」を繋ぎます。 ★あい (Ai) 愛媛の伝統と品格を背負う、クールで芯の強いアーティスト。 青い錦の姫だるまとして、透き通るような歌声と確かなスキルで、愛媛の歴史や風景をエレガントに歌い上げます。 二人の異なる個性が「姫だるま」の伝統的なモチーフと重なり合い、唯一無二のハーモニーを奏でます。 ■ Concept 静かな瀬戸内の海と、そこに宿る力強い生命力。 愛媛に込められた想いや、流れる豊かな時間を、洗練されたサウンドで表現しました。 ステレオタイプな「ご当地ソング」ではない、本気で「格好いい」と思える愛媛を、世界中の人々に届けるための第一歩です。