

まだ
夢だって
思いたい日がある
事故から何年も
経ったはずなのに
朝起きるたび
少しだけ期待してしまう
「今日あたり連絡くるかな」
そんなわけないのにな
頭ではわかってる
でも心だけ
追いついてない
あの日の傷も
寒くなると少し痛む
体が覚えてることは
忘れようとしても
忘れてくれない
街で同じ車を見るたび
少しだけ立ち止まる
あの助手席には
いつもお前がいた
助手席は
空いてるまま
でも
空っぽじゃない
お前は今も
ここにいる
俺の中で
ずっと隣だった
免許を取ろうと思った
本当はずっと
助手席専門だった俺が
今度は
ハンドルを握る
お前が見てた景色を
今度は俺が見る番だ
「ここ景色いいんだよ」
そう笑ってた道を
今なら少しだけ
わかる気がした
運転って
こんなに忙しいんだな
だからお前
景色ばっか見てた俺に
笑ってたのか
助手席は
空いてるまま
でも
今日も一緒だ
話しかけても
返事はない
それでも
ちゃんと聞こえてる
コンビニに寄れば
いつもの缶コーヒー
ラーメン屋では
決まって頼んでたやつ
スーパーで
好きだったお菓子を見ても
「あ、お前これ買うな」
って
まだ思ってしまう
季節だけが
何度も変わった
でも俺の中のお前は
あの日のまま
笑ってる
約束してた場所まで
今日やっと来れた
少し遅くなったな
ごめんな
風が入る窓を
少しだけ開けた
助手席まで
届くように
ここから見える景色
お前の言ってた通り
ほんとに
きれいだった
助手席は
空いてるまま
でも
寂しくはない
これから見る景色も
全部
一緒に見る
だから俺は
二人分で走る
エンジンの音だけ
今日も
少し残ってる
- 作詞者
YOHAKU
- 作曲者
YOHAKU
- プロデューサー
YOHAKU
- ラップ
YOHAKU

YOHAKU の“助手席”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード



