Lyric

初めまして世界

空に舞う歌聞こえる

ひたすらに手を差し伸べて

くれた日差しが新鮮で

小窓の外を眺めては

眩しすぎて目を閉じた

無機質なベッドの上で

不安ふわふわ考える

藍色の服で目覚めた

コバルト天気で色あせてた

私の淡い未来なんて

そこかしこに転がってて

埋れたくなくて足掻いてみたりした

掲げる理想も最初からなかった

初めて声をかけた日

掴めないやつで嫌いだった

不貞腐れて立つ私の

袖を不意に掴まれた

瞳の白い少年が、

淡くていいたら色を頂戴

言われて強く握った、

急に手放せなくなった。

ここにおさまってた方が心地いい

青に染まっていた方がよかった

なんて事考えてたら

気がつくと飛び出してた

初めまして世界

踏み入れたその場所は

思ったより広大で

走り出したこの足は

どうしてか軽やかで

冴える風を切る

振り返るとそこは

走ってた歩幅だけ

地球色に染まってる

始めよう今から

目眩がした我武者羅な心のままで

朝の風　夜の匂い　白い日差し

木漏れ日とハグした