短編集のジャケット写真

歌詞

Coffee (2023 Remaster)

97

冷めた珈琲に月灯りを落として

見紛うほど無邪気な笑顔で

笑う君を夢見る

目を瞑ったまま歩いていた

気付けば嘘を見てしまって

あまりに綺麗な偶像と

後ろに隠す古傷

選んだ道が違ったのか

選んだことすらが悪行か

ふたりを映す不透明な

夜空のような水面

散々と思い知って

不意に目を開ける

見えた情景さえ

笑ってはくれないか

溶けた愛情の一欠をそっと落として

見えなくなる儚く過去になるそれだけなんだ

喉を焼く冷え切った酸味があなたと

残っていつまでも消えないままで

目を瞑ってても聞こえていた

耳塞いでも触れてしまった

あまりに綺麗な偶像の

残した嘘と生傷

選んだ道が違ったんだ

選べたつもりでいたかった

「一人」と見せる不透明な

減らないままの水面のなか

ただあなたといられたら

それだけでさえ

夢の中かと思える

記憶のなか

滲んでしまうから

ふたりを映すストーリーは

綺麗なままで

溶けた愛情の一欠をそっと落として

見えなくなる儚く過去になるそれだけだった

舌にこびりつく苦味があなたを

思わせいつまでも消えないままで

冷めた珈琲に月灯りを落として

消せないまま朝日を待つだけの窓辺の夜に

頭に残った香りがあなたを

濁らせどこまでも見えないままで

  • 作詞

    97

  • 作曲

    97

短編集のジャケット写真

97 の“Coffee (2023 Remaster)”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

97のファーストアルバム
19曲の曲達を物語に見立て、まとめ上げた短編集

アーティスト情報

97

"