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EDM POP 10 — JUST ME は、答えを見つけるためのアルバムではない。
夜には、答えの出ないことがある。人の気持ちも、自分の気持ちも、明日の予定も、何が正しかったのかも、最後まで分からないことがある。それでも音楽は鳴り続けるし、身体は動く。予定は変えられる。誰かと歩いてもいいし、一人でもいい。
この10曲は、そんな一晩を描いている。
サウンドの軸は、キャッチーでメロディアスなEDM POPと、夜の空気をまとったDeep House。マイナーキーの少し冷たい景色から始まり、曲が進むにつれて少しずつ視界が開いていく。ただし、最後にすべてが解決するわけではない。
そして全曲の英語詞の中に、短い日本語のフレーズが置かれている。
「わからないままで」「まだ帰りたくない」「もう少しだけ」「あとひとつだけ」「私は私でいい」「聞こえない」「予定変更」「ここでいい」「力を抜いて」「このままで」
それは翻訳のための日本語ではない。英語で走り続けていた歌が一瞬だけ立ち止まり、本音をこぼす場所だ。
アルバムの真ん中にある **JUST ME** は、この物語の小さな中心点でもある。「私は素晴らしい」でも「私は完成した」でもない。ただ、変だったり、迷ったり、予定を変えたりする自分を、いちいち別の何かに作り直さなくてもいい。
そして最後の KEEP GOING で、最初の問いへ戻る。
答えは、まだない。
でも今度は、それでいい。
雑誌「日経PC21」巻頭コラム(青木恵美のIT生活羅針盤)でおなじみのITライター・青木恵美が各種AIと力を合わせ、誰かの静かな時間にそっと寄り添う音楽をお届けしています。 眠れない夜や、考えすぎた朝にあなたがここに戻ってこられるよう、続けています。
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