歌詞

あの子が放した風船を　世界は黙ってみていた

風にぶつかられては揺れるその赤を　世界は黙って見ていた

騒がしい未来に僕らは自信の無いすべてを託した

今をおざなりにしているわけじゃない　世界を黙って見ていた

コンクリートでリズム刻み

満たされた顔と手提げ袋

きっと過去も今でなんにも変わっちゃいない

何かが増えて何か減って

平均値は一定　遠目で見れば

0のままで青色のまま

相変わらず美しい世界

風に流される風船を　世界は笑って見ていた

諦めて割れてしまうまでの背中を

世界は黙って見ていた

確かに気に入っていた過去を　気づかれないように隠した

大したことないよくあること

世界を測って見ていた

穏やかさで焦る街

無数の足音が追いかけっこ

ずっと今も過去もなんにも解っちゃいない

言葉が死んでまた生まれて

総対数は一定　横目で見れば

1のままで　虹色のまま

相変わらず難しくて

何かが増えて何か減って

平均値は一定　遠目で見れば

0のままで青色のまま

相変わらず美しい世界