大阪駅前ビルかつての賑わいはなく
無人販売機の薄明かり探し うろつくB2あたり
どいつもこいつも笑っちゃいない
非常階段に腰をかけて ただ一点を見つめる
映像を映すだけのこの両目
猫とルンペンが赤い箱を取り合っている
じじいが勝った せやけど喜んではない
どうやらもう中身なかったようだ
踊り場の落書きが増えてる
開き直った女の様な字で
今じゃ珍しい水性マジックで
大阪砂漠と書かれていた
今日もより良い環境を求めて
人々が降り立つここ大阪STATION
地上から地下へ理想から現実へ
「なりたい何かにはなれそうですか?」
って言うて 数十年前に話した女が
「美しい私だけを全部あの人にあげた」言うて
おパンティ全開で泣き崩れている
地下から地上へ 逃げろデスペラード
ならず者なんかにならん様に
帰ってくるなって言う様な思いの事から
片道分切符を買ってやった
出発は2時間後 0時15分発
ここじゃないどこか行に乗った
女の横顔は 宍戸錠に似てた
煙の中で身を隠し続けて
虚構になりさがっている
定点観察を繰り返す生活の末に得た
この嗅覚のせいにしている
惰性的無衝動にそろそろけじめをつけたいが
乾ききったこの街は目尻に口をつけて
俺達の涙を飲んでいる
お初天神の夕方 抱き合うアベックの亡霊
「つぎは楽に生きよな」
「うん」
気づかず呑んだくれ共がぶっぱなす立ち小便
その潤い奪う足元一面のこの砂は
コンクリートジャングルのレプリカが
砕けたグラスファイバーの破片だ
オイルまみれの水溜り
ギラつく水面が揺れる度 北ヤードを東西に跨ぐ
季節ハズレの マッドサイエンスレインボー
北新地に冷たい 夜の雨が降り出すと
どこからか聞こえる
いつかの流行りの悲しいあの歌を
今年も誰かが歌ってる
(眠れない状態)
水槽の中の熱帯魚
暴れ回って何かを言ってる
外の喧騒 フェードアウト
Psychoな力を手入れたかもしれん
あゝウスバカゲロウ
夢追い人に見せた蜃気楼
I'm drifter
- Lyricist
VANQULLWAR'S
- Composer
VANQULLWAR'S
Listen to OSAKA SABAKU/SHINKIRO by VANQULLWAR'S
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- 1
BLACK TIGER
VANQULLWAR'S
- 2
"ICHIGO HAKUSHO" will never again
VANQULLWAR'S
- 3
From the land of light
VANQULLWAR'S
- 4
dubbing
VANQULLWAR'S
- ⚫︎
OSAKA SABAKU/SHINKIRO
VANQULLWAR'S