

ある夜、冷蔵庫を開けて光だけ見てた
家の中で唯一、光ってたものだから
中は空っぽ
棚と空気だけ
ジュースもない
気にかける人もいない
朝、冷たい床で目を覚まし
喧嘩をまたいで
牛乳なしでシリアル食べて
それが当たり前みたいだった
母はダブルシフト
目はストレスで青く腫れ
父は?
ただの話
想像で埋めた
夕食は遅く
静かで
テレビディナー
ダイエットもなし
電子レンジと空いた椅子だけ
誰も聞かない
誰も気にしない
壁に話すことを覚えた
壁は決して怒らなかった
卵の殻の上を歩くことを覚えた
割れないように
話すより響く家で育った
静けさも
ため息も
喉に絡みついた
家族?
分かれた
愛?
めったにない
だから僕は
そこにいないことに安心を見つけた
冷蔵庫は空っぽ
でも心は満ちてた
無から何かを作った
食べ物が足りなくても
炎で満たした
抱擁が足りなくても
欲望に積み重ねた
冬、息でガラスを曇らせた
暖房は効かず
周りの人も効かなかった
手渡しの服を着て学校へ
違いに気づかないふりして座る
でも気づいてた
一本一本の糸が叫ぶようで
破れが群衆を語っていた
喧嘩のとき、寝たふりをした
他の家を夢見た
もっと良い舞台を
自分の人生の背景のようで
スポットライトの後ろで生まれた気分だった
靴は小さく
リュックは破れて
持ってるものは少なかった
でも決して滑らなかった
恥をファッションのように着て
痛みを
情熱に変えた
欠けたものだらけの中で育った
名前もつけられないものが足りなかった
でもリズムを作った
責めから
今は満たされた皿
でもあの飢えた日々を味わう
あの日々が今の歩幅を作った
家は冷たく
心は暖かく
静けさを生き抜き
今、嵐のように生きる
天井のひびを数えてた
今は勝利を数える
愛を祈ってた
今は受け入れる
銀のスプーンはない
プラスチックのフォークと紙の希望だけ
でも与えられたものを食べ
決して窒息しなかった
何もくれなかった
平穏さえも
だから歌を作った
終わらない歌を
空白を声とビートで埋め
欠けたものを
完璧な何かに変えた
何もない
それが僕を育てた
でも見て、今の僕を
その「何も」が僕を壊せなかった
- 作詞者
Kine Lune
- 作曲者
Kine Lune
- プロデューサー
Kine Lune
- ボーカル
Kine Lune

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ストリーミング / ダウンロード
- 1
壊れ愛
Kine Lune
- 2
軌道の幽霊
Kine Lune
- 3
鏡の戦場
Kine Lune
- 4
銀河チェス
Kine Lune
- ⚫︎
空っぽが育てた声
Kine Lune
- 6
古の祈り
Kine Lune
- 7
光を信じて
Kine Lune
- 8
鎖を超えて
Kine Lune
- 9
再生
Kine Lune
- 10
止まらずに進め
Kine Lune
アーティスト情報
Kine Lune
作詞、作曲を手掛けるアーティストプロデューサー ポップ&キャッチーなメロディー。言葉遊びで表現し、一聴しただけで思わず口ずさんでしまう歌で世代に圧倒的な支持を得ている。
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