神様はフィクションで
誰の行く先も照らさない
あてもなく走る僕は
過ぎゆく景色を眺めるだけさ
消えた停止線 伸びた枯草
明滅したネオンサイン
ため息
…ああ、目に映るもの
受け止めることすら
もう難しいんだ
ラララ…
追いかけてたテールライト
君には行く先があるんだね
目が眩んだサイレンの灯
責め立てられたのは
僕じゃない
歩道の脇に
放っとかれた自転車は
いつからか景色になって
「要らないよ」と
伝えられもしないで
何かを待ち続ける
ゴミだ
ガードレールの端
落ちてたブーツ
足跡の付いたリボン
思い出
…ああ、煌めく景色も
過ぎ去ってしまえばもう
みんな同じさ
ラララ…
ブレーキの音
溢れたジュース
陸橋が揺れるリズム
潮風
…ああ、逆さまのまま
目を瞑る僕の夜が
いま明けてゆく
- 作詞
okitsu
- 作曲
okitsu
okitsu の“テールライト”を
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