Lyric

「あと少しだけ距離が近ければ」

そんなの言い訳にもならない

でもあと少しだけ勇気があれば

あなたに伝えられたのかな

一番後ろの角っこの席

後ろ姿をただ見つめては

淡い期待を書き留めようとして

真っ黒になるルーズリーフ

どうすればいいかなんて

誰も答えなんて知らない

少しだけ速く過ぎる雲に

心の中を

見透かされてるような気がして

あなたを想う言葉が

取り留めもなく

今日も溢れ出して来る

でも伝えられない

真っ白な紙に

また書き留めていくだけ

近付けているような気がしてた

交わす言葉が増えてく度に

「なのにいつまで

このままなんだろう」

笑顔の奥で塞いだ涙

友達と割り切れない

惨めな私を映し出す

それでも目で追ってしまうのは

欠片くらいの

淡い期待を捨てられないから

あなたに伝えたい想いが

積み重なって

今日も閉じ込めてしまう

でも好きなんだよ

ルーズリーフの上

また書き留めていくだけ

伝えられないまま

言葉が増えてゆくだけ