摂氏温度、二十三。のジャケット写真

歌詞

摂氏温度、二十三。

山下僚海

静かな朝が怖いんだ

今日も君の帰り待ちさ

取り繕うのが上手いなんて

大問題だな。目を瞑って

どうにか二人このまま

耽ける様傾けたコーヒーの

苦味も全く感じないなんて

大問題だな。息零して

どうにも暇つぶしも

何も無く流れる様で

目立った取り柄のなさも

愛しいのさ

真っ白な吐息が光って

冷えてしまった心を溶かすの

濁った窓に少し映った

悴む朝が微笑む様に

どうしたって

忘れられないものは此処に在って

壊れる?なんて

他愛もないよな。口結んで

平穏な時でも取手が欠けて崩れ落ちた

なんてさ。戻れはしない様だ

溶かしてしまえ。

日差しの無い部屋から出て来れない

(間奏)

どうしても違ってしまう

同じ部屋に居た筈でも

あまりに悲しい

それでも今も重ねるから

真っ白な吐息が光って

いつもの様に帰りを待つの

落とした携帯を拾って

止まった時間に気付かされる

音を立てず振り返って

なくした絵の具を想像するの

色のない虹が綺麗だよって

冗談っぽいのも素敵だねって

  • 作詞

    山下僚海

  • 作曲

    山下僚海

摂氏温度、二十三。のジャケット写真

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    摂氏温度、二十三。

    山下僚海

白い朝をイメージした前作『錫の音』の並行世界を題材に作成した楽曲。
落ち着いた何処となく切なさ、そして少しの不気味さを感じるサウンドに
23という数字に取り憑かれる少女の一生を様々な角度から描いた
歌詞を載せた楽曲となっている。

アーティスト情報

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