

環七の湿った風が
夜を押していた
街は少しだけ
傾いて見えた
触れられなかった本当の意味を
まだ胸に置いたまま
ヘッドライトが流れるたび
時間だけ遠くなる
あの夜の理由を
今なら言える気がして
君の影だけを
静かに追い越した
僕だけに聞こえる声で
シリウスは
いつも教えてくれる
戻るんじゃなくて
リングを描くみたいに
離れたままでも
消えない距離がある
いつもの道を歩いても
少し違う色に見える
あの頃の僕らより
優しくなれたかな
歩道橋の向こう側で
誰かがそっと手を振る
届かない距離なのに
なぜか懐かしい
僕らはきっと
迷いの途中だった
シリウスは白く燃えて
何も変わらない顔で
遠回りして
ここまで来たけど
君を失ったわけじゃない
ただ形が変わっただけ
今は
終わりじゃなくて
続きの中にいる
白く燃えるシリウスは
何も言わずに見ている
- 作詞者
碧乃トモ
- 作曲者
碧乃トモ
- プロデューサー
碧乃トモ
- ボーカル
碧乃トモ

碧乃トモ の“シリウス”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
