

言葉も灯りも届かぬ場所まで 落ちていた屍でも
何かが変わると思えたその日は 何を求めてみたんだろう
ひばりのように風を纏って 雲に向かって羽ばたけたなら
ひとりじゃちょっと登れなくって 悲しそうにしていた
寂れた心が溢した願いも 遥か今は届かない
僕らはいつしか心の隙間を なおざりに生きていた
いまさらちょっと淋しくなって それをそうっと辿ってみたら
見つけた僕はひとりでずっと 苦しそうにしていた
ここで見たあなたの影が ここで今あの空へと昇ってゆくひばりのように
空を見て腕を伸ばして どこまでもまだ行けるはずだからと囀っていた
どんな顔で思いでその手を差し出すの
煩わしさも優しさも愛しさも
どれもまるで僕の胸を貫くかのように意思には棘がある
どれほど目を凝らしていたって見えない距離が僕を悩ませた
ひとりじゃきっとつまらなくって 動けなくってすごく怖いから
誰もがずっと手を取り合って 遥か雲を目指した
ひばりのように日和を待って 誰よりずっと遅れを取っても
頬を伝った悲しみだって 心の糧となる
あの日見たあなたの影が ここに来てまだ光も影さえも孕んでいたって
疑って腕を伸ばして どこまでもまだ飛べるはずだからと掴んでみた
- 作詞者
井上 湧
- 作曲者
井上 湧

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花向け
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- 2
たばかり
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- 3
星の降る街
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- 4
廻らない月
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- 5
灯り
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- ⚫︎
ひばりの空
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犬は吠える
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飛べない神様
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幸せの皺寄せ
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- 10
彷徨の日
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- 11
火の海
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- 12
たわいない日々に
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アーティスト情報
Churchill
井上 湧によるソロユニット。 時代を牽引する技術を咀嚼し、誰しもが聴ける楽曲に落とし込みながら、絵画経験に根ざした鮮彩さで独自の彩色を施す。 2016年6月、映画館テアトル新宿にバンドセットまるごと持ち込む形で初のライブを敢行し、同時に1stフルアルバム「幸せに、なれますように」を発表。 なぜか活動2日で発掘され、翌年「Killer-Tune/モラトリアム・カットアップ」をVAPより全国リリース。 2023年にリマスター版「幸せに、なれますように」、2024年に2ndフルアルバム「サーカディアン・ブルー」を配信リリース。
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