Lyric

この僕を創る 百億のニューロン

シナプスの森が 脳(ここ)に広がってる

僕が僕であるその不思議は

思考の火花が紡ぐ 物語

嬉しい時には 新しい回路が灯(とも)り

寂しい夜には 記憶が深く瞬く

昨日とは違う回路を結んで 僕の世界は変わってゆく

この脳の鼓動が いつか止まるとしても

恐れることはない 今この思考のひらめきだけが

僕の真実だから 君を見つめている

生まれ持った脳の仕組みに 俯(うつむ)いた日もあった

描きたい未来が 像(イメージ)を結ばなくて

そんな僕の脳に あなたという名の

鮮やかな記憶が そっと刻まれた

道しるべのように 確かな信号(シグナル)で

僕の迷いを 照らしてくれた

昨日とは違う回路を結んで 僕の世界は変わってゆく

この脳の鼓動が いつか止まるとしても

恐れることはない 今この思考のひらめきだけが

僕の真実だから 君を見つめている

ただの情報処理なんかじゃない

触れた手のひらの熱 身体(からだ)が覚えている

喜びも痛みさえも 僕らだけの意味になる

それはどんな高度な計算でも 決して解けないもの

昨日とは違う回路を結んで 僕の世界は満ちてゆく

この脳の鼓動が 静寂(しじま)に還(かえ)る日まで

愛しいこの景色を 焼き付けていたいんだ

君といるこの意識こそが 永遠だから

脳の鼓動が 僕の記憶になる…

ひとつ…

消えるその日まで…