歌詞

離れ遠く見る月影

下弦は紺碧に塗れて

あはれ 老躯に写り映え

下弦の薄光に照らせ

これは天照も

ただ宵闇を照らしたもう

これに続き我も

忌々しき網を解こう

悲しき唄には清き希を

希の唄は毒を以て

あさきゆめみし 朧月

永久と言えぬ宴

あさきゆめみじ 宵闇の

上弦と かさねて踊れ

惚れた腫れたは当座の内

噺家の言葉で彩られ

折れた荒れた後 憂さ晴らし

囃し立て母屋で猪となれ

これは天照も

ただ宵闇を照らしたもう

これに続き我も

忌々しき網を解こう

悲しき唄には清き希を

希の唄は毒を以て

カラカラリ カラカラリ

あさきゆめみし 朧月

永久と言えぬ宴

あさきゆめみじ 宵闇を

切り裂いて 月に届けよ