田辺くんとこはるちゃんのジャケット写真

歌詞

オリオン

夕食ホット

歯がね抜ける夢を見た

ぐらぐらおはよう今日の世界

蝉がうるさくてけどねけどね

枯れかけの肺で這い出るベッド

木曜おはよう陽は足りていた

この世界にはうらとおもてがあって

たまにどちらにいるのかを見失うけど

夏の昼間に見えるはずのないオリオンが

二人の目の前にゆっくり降ってきて

冷たい汗をただ流したまま

僕はこれをいつもの夏だと思った

合言葉はミサイルみたいに熱で溶けてた

合鍵はプライドみたいに

相槌はノイズみたいに

大切なものはきっとここに置いてゆくんだ

君の瞳の中には冗談みたいに星があって

星座みたいで

それをそれを僕が見上げて寝転んで

ぼろい汽車にのって旅をしたんだ

言葉にはうらとおもてがあって

たまには逆を言うこともあるんだ

夏の昼間に見えるはずのないオリオンが

二人の目の前にゆっくり降ってきて

冷たい指を握ったまま

僕はこれをいつもの夏だと思った

  • 作詞

    菊地 裕

  • 作曲

    菊地 裕

田辺くんとこはるちゃんのジャケット写真

夕食ホット の“オリオン”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

“歌とピアノの覚悟をアルバムに”

巡り巡って、歌とピアノ(と最小限のリズム)だけでライブをするようになってきた。
だったらそういうアルバムを出そうよ、とボーカルしょったんが言ったので、このアルバムはそんな、“最近ライブでやっている感じの音”でできている。

風景が見えてそれを言葉にして、ピアノで曲を作っているのでまずはピアノを弾きながらメロディにして、もともとエレクトロニカとかヒップホップ(のトラック)が好きなので、いろんなリズムをぶちぶち切り貼りしながらリズムトラックを作って、さいごに「ちゃんと」歌を歌い直す。なるべく最初に見えた風景をそのままどうにか。
そんな歌とピアノの覚悟が、絡まってほぐれずに編まれて13の曲になった。

アーティスト情報

ホットプレート

"