八万光年の手紙のジャケット写真

歌詞

コインランドリー

北航平, 真名井大介

百円玉三枚

乾燥機に入れて

生乾きの

こころをまわす

反時計回りに

回転する円筒は

時間をさかのぼる

タイムマシンのようで

シャツが含んだ

きみとのあれこれも

分かりやすい言葉で

ひと塊に

乾いてしまう

化石みたいに

忘れていくことは

失われること

ではなくて

見えない地層に

還していくことだと

教えてくれたのも

きみだった

ラジオから流れる

黄色い歌が

促す愛に逆らって

今夜も街角で

たくさんの生乾きの過去が

まわっている

  • 作詞

    真名井大介

  • 作曲

    北航平

  • 共同プロデューサー

    北航平, 真名井大介

  • レコーディングエンジニア

    北航平

  • ミキシングエンジニア

    北航平

  • マスタリングエンジニア

    北航平

  • ベースギター

    北航平

  • キーボード

    北航平

  • シンセサイザー

    北航平

  • ボーカル

    真名井大介

  • ソングライター

    北航平

  • プログラミング

    北航平

八万光年の手紙のジャケット写真

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八万光年の手紙

北航平, 真名井大介

『深い意識の旅へと誘うポエトリーリーディングとアンビエント音楽の邂逅』

静謐な音の律動で深い意識の世界に誘うアンビエント音楽家・北航平と、「わたしたちを生かしているものの正体とは」を主題に活動する詩人・真名井大介。両者のコラボレーションによる、ポエトリーリーディング・アルバム『八万光年の手紙』がリリース。

本作は、タイトルにもある「八万光年」という遥かな銀河と地上の光景とを一つに結ぶ物語を描いた詩作品10編を、真名井大介自らが朗読。北航平が多層的な音色を重ね合わせ、深みあるアンビエント音楽として見事に仕上げている。

水のような音色を奏でるアレイムビラをはじめとする多様な質感の楽器の演奏と、真名井大介の透明感あるリーディングとが溶け合うことで立ち上がる、静謐で瞑想的な音風景。
ゲスト参加したアンビエントユニット coconoe のボーカリスト・高山奈帆子の声も心地よく合わさり、詩という「文学」が、奥行きあるゆたかな「音楽体験」へと昇華する新たな可能性を見せてくれている。

自分の内側と宇宙の遥か。そのつながりを思い出す旅のような時間を、本アルバムを通してぜひとも体験してみてほしい。

アーティスト情報

  • 北航平

    北 航平 - 1976年生まれ、京都市在住の音楽家、打楽器奏者、アレイムビラ奏者。幼少の頃より親しんだピアノ、常に一緒に過ごしてきた絵画の美的感性、プロの現場で培った打楽器の技術を駆使し、生楽器と電子音楽が融合した唯一無二の音風景を創造するアーティスト。CMやドキュメンタリー番組、前衛系舞台やアートイベントの音楽なども多数手掛け、第51回ギャラクシー賞CM部門選奨受賞。

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    北航平の他のリリース
  • 真名井大介

    1988年島根県生まれ / 詩人。「わたしたちを生かしているものの正体とは」を主題に、作品制作、ポエトリーリーディングを行う。2024年にアンビエント音楽家・北航平とのコラボレーション・アルバム『八万光年の手紙』をリリース。第6回永瀬清子現代詩賞・入選。詩集に『生きとし生けるあなたに』。

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