歌詞

呼吸を薄くして　気配を消した夜

名前は置いてきた　過去も鍵をかけた

記憶の爆ぜた街　瓦礫に残る声

「二度と繰り返さない」胸の奥で凍える

言葉は衣装だと　幼い日に学んだ

微笑みは道具で　真実は刃だった

握るほど血が出る　嘘の柄（つか）を捨てず

正義という幻に　指先が震える

I walk alone — 影だけが友

But I still hear — 心拍の鐘

名もなき誓いで　世界を繕う

痛みの針で　夜を縫い合わせる

I won’t break, I won’t fade, not tonight

無名のままで　光を守る

作戦図にない　小さな手の温度

冷たい手袋の内側で　指がほどける

任務のための嘘が　胸の端を刺す

「守る」と「守られる」が　同じ色で滲む

Don’t let me drown — in perfect lies

Let me breathe — in imperfect ties

名もなき誓いで　孤独を解（ほど）く

壊れた針でも　明日を縫い直す

I won’t break, I won’t fade, not tonight

無名のままで　光を守る

沈黙は盾　疑念は刃

どちらも捨てないまま　前に出る

If truth is a risk, I’ll take that fall

倒れても　抱きしめたまま

名もなき誓いよ　もう揺らぐな

失った夜のぶん　灯りは増やせる

I won’t break, I won’t fade, I will fight

無名の心で　朝まで護る

合図のない終業　雨だけが拍手

胸の暗号が　そっと解読される