歌詞

さよなら 子供の僕

おはよう 大人の僕

そんな境界線はそこにはない

このグラデーションの中でもがいている

川に沿って立ち漕ぎで

響く両耳塞いでいたあのメロディ

周りを見て誰もいない事を確認し

大声で歌った

「あの頃は…」なんて

言いたくもないんだけど

きっといつか大人になるために

胸の中に引き出しを作ってるのかな

だけど仕舞っておいたものは

いつまで輝いているのだろう

仕舞い込んだ思い出の中身は

未だ処理できないものばかりだ

所詮過去の遺物だと馬鹿にはできない

捨てきれない思い出はいつかゴミ屋敷に

だけどここに辿り着くまでに

手放してきた思い出もあって

散々な失敗だって

閑散とした日々に消えた

静かな夜明け前の路地

僕らいつかと誓いを立てたけど

一人と また一人と歩みを更えて

それぞれの道へ進んでいった

これからもきっと僕らは

中身だけマイナス10歳の違和感を抱え

最期に全て精算してくれるだろう

さよなら 子供の僕

おはよう 大人の僕

そんな境界線はそこにはない

このグラデーションの中でもがいている

怖いけれど

それでも生きていく