歌詞

-memento-

数多の摩天楼の下

上を見つめる僕は蟻

鉄製の龍に呑まれて

行先は不明、どこか遠くへ。

もう忘れさせてくれよ

何も見たくないからさ、

紅い空も、青い日々も

必要なんてきっとないのさ

いっそ思い出なんて燃やせ

積み上げて囚われる前に

きっと遠い目で空見つめても

そこには何も無いから

『僕は逃げて逃げ続けて

嫌いなものを見ないふりして

また逃げて逃げ続けて

目を背けて

「どうでもいい」ってさ』

いっそのこと消えてしまえ

朝焼けを見れなかった

たくさん汗を流した街で

僕が歩き続ける意味は何？

せいぜい枯らした声あげて

陽の目を見ることを祈ってる

たくさん涙 流した胸で

このまま縋る夢を見て居たい

夢の中なら話は続く

ここだけは静かな場であって

まるで闇の中

手探りで探すけど

何もないからさ

歩き疲れたんだ

"もう、やめよっか。"

いっそのことやり直そうか

夜の間に飛び込みたかった

『忘れたかったこと』

あの夢、そんな目、ギターの弾き方

『忘れたくなかったこと』

明滅、残響、一人の決意

『忘れられないこと』

音が鳴る一瞬。

その全てが

"忘れちゃいけないこと"

だから刻め。

馬鹿みたい。

憂さ晴らしや

戯言に付き合う暇なんて

もうない

くだらない無駄話。

『ワスレタモノヲミツケタ』

どこか遠くに置いた記憶

『ワスレタモノヲミツケタ』

あの日の夢とか約束

『ワスレラレタモノヲカゾエタ』

思いつく限り数えた

『忘れたものを数えた』

それだけあれば十分さ