Lyric

先ずは確かなことから始めようか

果たして確かなことが一度でもあったのかと

自問した、記憶では果てしなく壁があって

硬く冷たい、それ以上思い出せない、終わり、もう

黙っていれば、おざなりに噛んだ

飴が砕けた八重歯の裏で

どうせ無くなるなら消える前に

切り取ってみたかった小さな匣を、ねぇ

走馬灯から爪の先まで全部がまぶしくって

前後は不覚、きっと待っている何かを待ち望んで

報酬系は残念ながら異常なし

舌を噛む

苦い痛い

息を吐く

荒野は続いた

降り注ぐまま打たれたんだな

昨日とは見違えて思えたそれは確かだ

天井の無いこの部屋で

再帰性に期待するのはやめた

知っていた

怖くない

目を瞑っても歩ける

悲しみの程近くにいる

でも私それを知らない

細い髪を震わせ涙を流せばいい？

誰に見せるべきラストシーンなの？

茶番で馬鹿馬鹿しい

触れるな、誰が思うより

この光を眩しいと

ずっと思っていたいんだ

走馬灯から爪の先まで全部が愛おしくて

前後は不覚、きっと待っている何かを待ち望んで

報酬系は残念ながら異常なし

舌を噛む

苦い痛い

息を吐く

荒野は続いた

降り注ぐまま打たれたんだわ

昨日とは見違えて思えたそれは確かだ

天井の無いこの部屋で

再帰性に期待するのはやめた

知っていた

怖くない

目を瞑っても歩ける