Lyric

[Verse 1]

横断歩道に雨がまじる

ネオンのにじみが目をさらう

改札の風が名をほどき

胸の奥で古い歌がめざめる

タクシーの尾ひかり遠くかすむ

ガラスの街は顔を変える

紙コップの湯気に迷いをのせ

信号の青へ息をそろえる

[Pre-Chorus]

雑音の海で鼓動がひかる

言葉の欠片が舌で転がる

弱さの縁を指でなぞり

黙る勇気で前へ出る

[Chorus]

City noise, my healing noise

雨の匂いで心を洗う

胸の灯りが静かに満ちる

名前のない声が背を押す

君の呼ぶ音が闇を裂く

迷いの薄膜を風にあずける

遠いサイレンが夜をほどく

朝の入口へ歩を進める

[Verse 2]

高架の下で足音が鳴る

コンビニの白がまぶたをさます

ポケットのメモはにじんだまま

未完成の約束だけが息をする

交差点の角で数える息

指先の熱が今を確かめる

ため息の色はまだ淡い

路地の影から朝がのぞく

[Pre-Chorus]

静けさの皮を街はまとう

本音の鼓動が胸で跳ねる

痛みの中心に光があると

確かな歩幅で言いきかせる

[Bridge]

クラクションの和音が空へのぼり

無数の足取りがリズムを束ねる

遠回りの地図を胸でたたみ

君の笑顔へ線をのばす

[Chorus]

City noise, my healing noise

雨の匂いで心を洗う

胸の灯りが静かに満ちる

名前のない声が背を押す

君の呼ぶ音が闇を裂く

迷いの薄膜を風にあずける

遠いサイレンが夜をほどく

朝の入口へ歩を進める

[Outro]

朝焼けの端でまぶたがひらき

ざわめきは歌へ姿を変える

心のノイズは道しるべとなり

新しい名で今日を呼ぶ