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本作は、不条理なユーモアの中に実存的な問いを隠した、ハイパー・エネルギッシュなボカロ・フィロソフィカル・ポップです。ゲーム『塊魂』を彷彿とさせる「何でも巻き込み大きくなる」ローリング・リズムに乗せて、148 BPMの高速ビートと変拍子(7/8拍子)が、制御不能な社会の速度を表現します。
キャッチーなブラスセクションと遊び心溢れるシンセサイザーの裏側で描かれるのは、組織や社会の一部になることで「自分の角(個性)」を失っていく恐怖。陽気な「ナナナ」のフックが、ブリッジで突如として切ないピアノの独白へと一変するジャンルシフトは、聴く者の心に痛烈な一撃を与えます。巨大な星になることよりも、小さく不恰好な「自分」であり続けることを選ぶ、不条理で誠実な一作です。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。