独り語るのジャケット写真

歌詞

クジラはどこにいる

中山将

潮の匂いがする

町のスピーカーから語りかけてくる放送

港を離れていく船を君は見ている

茜に染まる入道雲

幼い頃 ふとした夕間暮れに目が合った

クジラをまた探している

「つかれた。」

人のことなんてもう

どうでも良いやって思う

そんなあなたは「弱い」じゃない

「優しい」んだ

無理に戦っちゃいけない

私は探している

あの歌声を

あなたの事を 護る歌

岬の灯台

光のナイフで今

浜辺と海を割いていく

怖い って想うことがどんどん増えていく

でも 違う類の 強さ を知る

「帰ろう。」

誰かに意地悪してる暇があるなら

何かを創っていたいんだ

夢中になって

そうしていつか出会うだろう

とても深い場所へ沈めてしまっていた

あの目をした あなたに

クジラはどこにいる

  • 作詞者

    中山将

  • 作曲者

    中山将

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岐阜県岐阜市で、妻と子供2人と生活しながらソングライティングを続けるるシンガーソングライター中山将(なかやましょう)の
新作アルバム「独り語る」

全編、声とギターのみで構成されている。
ほとんどの楽曲はスタジオでの弾き語り一発録音となっている。
ギター弦のこすれ。息づかい。部屋に流れるアンビエント。
丁寧なマイキングで全てを音楽として記録している。

昨今
音楽のトラック数や情報は膨大だが、このアルバムの楽曲は基本3トラック。
ギター、声、スタジオの空気のみだ。
最小のトラックで音楽を作る意義を考えた。
いま、世界に存在している音や空気そして静寂。
ここにも沢山の情報が含まれている。
心の力を抜いて聴いてほしい。いろんな音が聴こえて来るはずだ。

「事務員と海」「コンビニ店主のブルース」「子供が笑っていられる世界」「世捨て人の灯台」はポエトリーリーディングスタイルの楽曲。
代表曲の「夕陽」「ハーモニー」「シルヴィアカフェ」「桜は希望」なども独り語る スタイルで収録されている。

本アルバムが初の公表となる
「クリスマスと宇宙図鑑」は息子が宇宙に熱中していること。泣きじゃくった夜に一緒に散歩に出かけた風景。などを切り取った歌。
「クジラはどこにいる」は 人間の奥に在る、大事なもの。護らねばならないもの。を クジラという象徴 に比喩した歌。

レコーディングエンジニアはジャズドラマーでありコンポーザーでもあるTritone Studioの森島裕貴氏とタッグを組んで創った。

静寂の中に、確かなエモーショナルを感じる渾身のアルバムです。

アーティスト情報

  • 中山将

    1988年岐阜県岐阜市生まれ、ピアノの講師をしていた母と、フォークソング好きの父を親に持ち、音楽と共に育つ。高校からアコースティックギターでの弾き語りと作詞作曲を本格的に始める。 大学では日本文学を学び「詩」へ精通していく。 現在は妻、息子二人と暮らしながら。じっくりと演奏活動を実施している。 1stアルバム「鈍行列車の窓から僕らはハレー彗星を見た」 、2nd「生きる風景」(広沢タダシプロデュース)、3rd「TINYRECORD」と3枚のアルバムをリリース。 柔らかな歌声、メロディメイカーとしての妙技、シニカルなアコースティックギターの音色、繊細なポエトリーリーディング。「詩」へのこだわりを持った音楽表現。 唯一無二のジャパニーズシンガーソングライター。

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