Lyric

筑紫60年以上の長屋

そこで10年以上過ごした

おかんのお金も底を尽きた

だから引き取ってくれた2人が

トイレはぼっとん便所

朝は仏壇に手を合わせる線香

15日はいつもお肉を

知らなかった当時は年金制度

定年なる前から弁当

丁寧に教えてくれたベースボール

ホームラン打つ度くれるカセット

「プロ野球なって廉は稼げ！」と

年金制度教えろ先生

んなら止まってたやろ俺は三塁で

奪ってたお金と人生

2人には感謝してるのに

薔薇の一つもあげれないまだ

足腰弱ってくる段々

最近は会ってすらもない

ばぁばとじいちゃん

嫌だ

いつかいなくなるのかな

って最近考える様になった

早く返さないと行けないLove

追いかけてた白球を

思春期に入った頃

見に来てくれてた球場

居ない俺追いかけた遊び

俺との約束は守るのに

俺、甲子園の約束平気で破り

だけど愛注いでくれた2人

置いてきて出て来たこの街

スマホ買ったくせ使う固定電話

嬉しさ寂しさの長い通話

声聞くたび震える俺の声は

堪えようとすると余計落ちる涙

多分気付いてんやろ俺が悩んどう事

だれ1人触れん俺の夢の事

気を使わせてる事が何よりも嫌だから

早く打たねえと行けねんよ

ママの様に接してくれたばぁば

じいちゃんが言うホンマええ女

そんなじぃも俺からすればパパだから

ギャーギャー

言ってた頃からいた2人が

俺の手を握っててくれた

だれよりも素敵なじぃじとばぁば

母さんいなくてもさしてくれてた傘

今は打たなきゃいけないHR

だからもう俺は逃げないんだ

茶の間で待ってる紅白出る俺をな

行く場所甲子園と変わるが

それで許してくれるかな

じぃばぁ。