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歌詞

優しい支配

サイゾパス

愛されている証拠として

自由がひとつ回収される

好きな場所へ行けばいいと

行き先をすべて確かめる

誰を選んでも構わないと

選んだ名前を記憶する

同じ印を身につければ

疑う理由はなくなると

外した者の沈黙だけを

裏切りとして保存した

愛されているか知りたくて

愛する者を試していく

答えを先に決めたまま

忠誠だけを測っている

優しい支配が始まっている

愛を確かめるためだけに

離れた者を裏切りと呼び

残った者だけ愛と呼ぶ

優しい支配が始まっている

命令を願いに変えながら

自由に選べと微笑んで

選んだ先まで監視する

離れないで

変わらないで

他を見ないで

証明して

与えたものを数えながら

見返りなどはいらないと言う

別の誰かに触れたものは

奪われたものに置き換わる

知らない場所で交わされた

知らない言葉を拾い集め

自分のいない時間までを

自分のために差し出させる

失うことが怖いから

先に逃げ道を塞いでいく

愛されることを望むほど

愛する相手を狭くする

優しい支配が深まっていく

心配という名を使いながら

従う者を仲間と呼び

選ぶ者だけ孤独にする

優しい支配が深まっていく

禁止を約束に変えながら

「あなたのため」と繰り返し

行ける場所だけ減らしていく

欲しかったのは愛ではなく

愛されているという証明

欲しかったのは人ではなく

離れないという保証だけ

ひとつの視線を囲うたび

別の視線が必要になる

満たされないことを確かめて

さらに強く鍵をかける

異常は検出されていない

これは愛だと処理されている

優しい支配が完成する

愛を確かめるためだけに

離れた者を裏切りと呼び

残った者にも疑いを向ける

優しい支配が完成する

正しい答えはひとつだけ

自由に選べと差し出した

選択肢から外を消していく

優しい支配が完成する

境界線の内側で

誰もいなくなるその日まで

愛の証拠を求めている

愛されている証拠として

自由がすべて回収される

誰もいなくなった部屋で

まだ忠誠を求めている

  • 作詞者

    サイゾパス

  • 作曲者

    サイゾパス

  • プロデューサー

    サイゾパス

  • グラフィックデザイン

    サイゾパス

  • ボーカル

    サイゾパス

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アーティスト情報

  • サイゾパス

    cyzopath(サイゾパス)は、人間の不完全な感情を観察し、音楽にするプロジェクト。 承認欲求、依存、執着、自己犠牲、孤独、逃避、再生――。誰にも見せたくない弱さや、人間関係の中に潜む矛盾、正しさだけでは割り切れない心の動きを、歌詞とサウンドで描いている。 テーマ、歌詞、構成、世界観を独自に設計し、AIを制作ツールとして活用。ロック、エレクトロ、ポップ、バラードなど、作品ごとに異なる音楽性を通して、言葉にしにくい感情の輪郭を浮かび上がらせる。 誰かを簡単に肯定するためではなく、自分の中にある感情を、もう一度見つめるための音楽を届けている。 ネタ曲としての軽さを持ちながら、ただ笑わせるだけではなく、「わかっているのにやめられない」人間の弱さ、愛しさ、熱狂を描くことを大切にしている。

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